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2014年5月26日月曜日

ウクライナ内戦とEUナショナリズムは世界大戦の導火線

ウクライナで日本時間26日に行われた大統領選の結果、親ロシア派が振るわず、親欧米派のポルシェンコ氏の当選が確実となった。

オバマ氏はこれに先立ち、選挙によって選出される大統領・新政権を最大限後押しするとし、プーチ氏も新政権を尊重すると発言している。

しかし、日本時間26日夕刻現在、親ロシア派過激派がドネツク空港を掌握して閉鎖し、離発着ができない状況だ。新政権発足前から内戦激化の様相を呈してきた。

・ウクライナ大統領選 ポロシェンコ氏 親欧米派、東部収拾へ全力



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一方、EUで22日から行われている欧州議会の選挙では、反EU・反イスラムを掲げる極右党が躍進している。英国でも同様の現象が生じている。見通しでは中道派が過半数を維持する見込みだが、今後のEU存続に暗雲がたれ込む状況だ。



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背景には、リーマンショック以来長引く不況で深刻化する失業問題で、移民排除の動きが健在化しており、イスラム圏からの移民に対する風当たりが強くなっていることがある。ギリシャなどの破綻国家支援問題で健全国が切り離しを求める動きも原因だ。

不況下の保護主義とナショナリズムが第二次世界大戦の原因だったことはいうまでもないが、反イスラムと反共産主義ナショナリズムが融合し、ウクライナ、中東、南東シナ海で連続的に拡大すれば、第三次世界大戦へと発展することが非常に危惧される。

<追加>
ウクライナ暫定政権がドネツク空港を占拠した親露派武装集団をMig29で爆撃している模様で、緊張は静まる気配がない。今後ロシアの出方が注目される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140526-00000112-mai-int



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