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2014年5月25日日曜日

イスラエルとの首脳会談 安全保障協力合意の愚

【5月11〜14日イスラエルのネタニアフ首相来日】12日、日イスラエル首脳会議が開催され、安全保障や経済面での協力関係が共同声明に盛り込まれた。安全保障面では、両国の国家安全保障局間で意見交換することで合意した。



http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000469.html

・これに関連して、フリージャーナリスト志葉玲氏は ー 米国も呆れる「アパルトヘイト国家」イスラエルとの関係強化の愚 ー と安倍首相の外交を批判した... 記事を読む

・志葉玲氏が言う「米国も呆れる」とは... MSN 産経ニュースによると、
イスラエルがパレスチナとの中東和平を達成しなければ「アパルトヘイト(人種隔離)国家」になるとケリー米国務長官が発言していたことが分かり、ケリー氏は28日、不適切な表現だったと釈明する声明を発表した.... 記事を読む

・これには複線があった。MSN産経ニュースによると、イスラエルのモシェ・ヤアロン国防相がケリー氏を「無知、救世主きどり」などと批判したことについて、1月14日謝罪した。米国とイスラエルは対イラン政策でも衝突していたという... 記事を読む

・経済面での協調はともかく、なぜこの時期に安全保障面でイスラエルと協調するのか、安倍首相の意図が読めない。イスラエルの諜報機関Mossad(米国のCIAに相当)は、世界中で工作活動をしていると言われる。












・イランの核濃縮プラントや原発をSTUXNETというコンピューター・ビールスでサイバー攻撃し、機能停止させた ... NY Times 英語

・イスラエルの新聞ではMossad配下にある防衛産業Magna BSPが福島原発の保安設備を受注していたことが分かっており、原子炉監視カメラがイスラエルの本部とインターネット回線でつながれていると経営者がインタビューに答えている。

Magna BSP ホームページ





イスラエル HAARETZ紙報道内容








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これは、イスラエル側がSTUXNETを介して福島原発の制御系を遠隔操作できることを示唆する。

・STUXNETはドイツSEAMENSの産業制御システムしか攻撃できないが、福島原発がそのSEAMENSを採用していることは単なる偶然ではないだろう。


・Magna BSPの日本側フロント企業はマグナ通信工業(株)と思われ、会社ロゴマークが酷似するカナダのイスラエル系会社Magna Internationalと何らかの関係があると思われる。

マグナ通信工業(株)ホームページ



Magna International ホームページ





Magna International
創業者 Frank Stronach氏
→ オーストリア生まれでカナダに移住し億万長者に。
  イスラエル・ハイファ大学との関係がある。

マグナ通信工業(株)が福島原発に関わっていることを示す経産省資料

・マグナ通信工業はJaxaの保安システムも受注している。
 ... 契約・落札実績を見る

・何故トップレベルの保安と機密管理を要する案件を不安定な外国企業が受注しているのかという大きな疑問にぶつかる。いずれも民間企業レベルで決められることではなく、経産省など政府レベルの決定が必要なことは言うまでもないが、この件については、政府・東電とも完全黙秘で、報道もダンマリなのが不思議だ。圧力がかかっていると思わざるを得ない。

・ネット上の陰謀論者は、東日本大震災はイスラエルが海底の小型核爆弾を使って引き起こしたものだという。民主党政権が石油の安定供給を受ける見返りに濃縮ウランを供給する密約をイランと結んだことに激怒したのが原因だとか。また、南海トラフ海底にはすでに小型核爆弾が仕掛けてあり、日本がイスラエルの言うことを聞かなければ起爆させると脅迫されている…ということまで言われている。

・これらの陰謀・脅迫が嘘か本当かは別にして、Mossadが危険だというのは世界共通の認識だ。そこと安全保障で協力しようというのは、安倍首相がよっぽどのお人好しか、脅迫されているのではと思うのが普通だろう。その意味では、志葉玲氏の記事は理解できる。

・しかし、もっと大局的な見方をすると安倍首相の外交も理解できなくはない。

・イスラエルという国は、欧米の狂信的なシオニストがナチス・ヒットラーをスポンサーして建国したものだ。いわゆるホロコーストによって「ここに居たら危ない」「移住しなくては」という恐怖を演出し、ユダヤ人を半強制的に移住させた。


・偏見の目で見られつつも、平凡なユダヤ人たちは欧州に根付いて、そこそこの生活ができていた。いくらシオニズムといっても、いじめられることが明白なイスラムのど真ん中、砂漠のど真ん中へ自主的に移住したいと思っただろうか。

・1929年の大恐慌以来、欧州は大不況で失業者があふれていた。それまで、便所掃除はユダヤ移民の仕事だとたかをくくっていた連中は、その職でさえありつけなくなっていたのだ。これがやがて、失業はユダヤ移民のせいだというナショナリズムを助長し、ナチ党が台頭する基盤を作った訳だ。

・ヒットラーは「殺せ」とは言っていないようで、「追い出す」ことを考え、ロシアを征服してそこへ移住させるつもりで、国境に近いポーランドのアウシュビッツ収容所を造ったと言われている。ここで狂信的なシオニスト・スポンサーが登場し、大虐殺の恐怖を演出したという構図だ。いわば、ユダヤ人がユダヤ人を生け贄にしたようなもの。


・ただし、言われているような大量のガス室処刑、焼却があったかどうかについては、人口統計学的に見てあり得ないとする説や、物理的にガス室処刑・焼却が無理だったという説があり、恐怖心理を増すための誇張があった可能性がある。 

・大恐慌の影響は狂信的なシオニストのロスチャイルドにとって大変深刻だった。早期に雇用を安定させ、消費を惹起しないとお得意の金融業は商売あがったり。同胞の貧乏ユダヤ人を追い出す動機が十分あったし、最後はヒットラーに全責任をなすりつけるというシナリオもあったということだ。

・ところで、キリスト教の家族が、いじめられることを百も承知で愛する我が子をモスクのある小学校へ入学させるか?答えは当然ノーだ。もっとも、いじめられたら訴訟を起こして賠償金を取ろうという意図が最初からあるなら別だ。


・イスラエル建国と移住はまさにこのケース。ユダヤ教徒がイスラム教徒と仲良く和解などありえるはずがないことは歴史が示している。イスラエルに移住させられた人たち… ロンドンやワシントンの狂信的なシオニストたちはまたもや彼らを生け贄とするだろう。

・壮大なハリウッド映画が今制作中だ。監督は狂信的シオニストたち、主演はイスラエルだ。

・シナリオはまずイスラエルを悲劇の主人公として、国際社会から同情を集めるところからはじまる。悪役はイラク。911テロで脇役のアルカイダをでっち上げてイラク侵攻を正当化。これはもう広告編として終わったところだ。アフガニスタンも終わったところだ。今はイランが舞台の袖にいるところ。ブッシュ政権がAxis of Evil=悪魔の枢軸とまで称した大物スターで、彼らも「米国人には死を」と投げ返す。二人目の大物スターがシリアだろう。

・今舞台装置が組まれているところだ。いろいろな仕掛けが組まれているが、近くイラン人2名の凍結死体が載せられた偽物マレーシア航空MH370がホワイトハウスへ突っ込むだろうとネットでは言われている。


・これが本当かどうか真偽のほどは分からないが、いずれにしても、国際社会でイラン空爆を正当化するのに足りる「リメンバー・パールハーバー的映画」が使われるだろう。イランの地下核施設をたたくための小道具である「バンカー・バスターズ」は既にイスラエルに運び込まれているし、米軍要所には配備済みときく。

・シリアについては、つい先日観客にアンケートを取ってみたところ、中国とロシアがファンらしい(シリア批難決議で拒否権発動)。

・この映画の中盤では、米国とイスラエルがイランを空爆するのだが、ちょっと悲劇の主人公
イスラエルが台詞をまちがえて監督が困っているようだ。ネタニアフが暴走していて、悲劇の主人公がパレスチナにひっくり返りそうなのだ。ここでスパイダーマンがイスラエルを助けると、観客からブーイングが出そうなのだ。

・しかもだ、悲劇の主人公の役者が監督に「ああしろ、こうしろ」と注文をつけてきたから、監督は「それは俺の仕事だ」と怒って撮影は中断してしまった。

・でも、監督側が人数を増やして対応するから、まもなく撮影は再開され、エンディングへと進むだろう。クライマックスは中国、ロシアを巻き込んだ第三次世界大戦ということになっている。

・もし安倍首相が台本をすべて読んでいるなら、親イスラエル外交は間違っていないかもしれない。監督が一時的に頭にきて出て行ってしまったが、大局的にはすべて対イラン・シリアで進行し、そのうち対中・露となるわけで、いまのうちから親米・親イスラエルのスタンスを取るのが正しいかもしれない。

・どうも日本の観客はポップコーンを食べながらのんびり映画を鑑賞したいらしいが、そのうちスクリーンから火の粉をかぶることを劇場に注意書きしておいた方がいいだろう。






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