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2014年3月27日木曜日

米国 対露でルーズベルト的世界警察復活を望む危険思想の産声

FOX NEWSによると、25日、ハーグ核サミット出席中のオバマ大統領がロシアのクリミア併合を強く非難し、クリミアを越えてウクライナに手出しするようなことがあれば、非常に厳しい制裁をかけることになると警告した。

その上で、同ニュース番組のキャスターO'Reilly氏とゲストのコラムニストCharles Krauthammer氏は次のように論じた。

>>>>>> いまのところプーチンの勝ちだ。
オバマ氏はプーチンがクリミアを併合したときに制裁をかけると言い、今度はクリミアを越えれば制裁をかけると言い、結局限界線を後退させているだけだ。
プーチンは、ロシアからの天然ガス輸入に大きく依存する欧州の制裁が限定的にならざるを得ないことを読み切っている。

北朝鮮・イランの核開発脅威、中国の勢力拡大脅威があるなか、ロシアの侵略を黙って見過ごすのか?ロシアが軍事予算は年々増大しているが、米国は年々縮小しており、世論は戦争を望んでいない。

<FOX NEWS米国世論調査>

 ▶ウクライナ情勢に関する米国の関与責任有無
  有り:32%
  なし:61%
 ▶ウクライナへの軍事介入要否
  要:26%
  否:65%

しかし、米国には世論を変えて懸命な道を選んだ歴史がある。第二次世界大戦では、世論が戦争反対を訴える中でルーズベルトがしかるべき軍事力を備えていたからこそ、日独の脅威・バールハーバー奇襲に対応でき、欧州を救えたので、大統領は現在の世論に左右されずにビジョンをもって政権を担っていた....

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 コメント
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今頃ルーズベルトが出てくるとは... 危険信号だ。

ルーズベルトといえば、自らの不戦公約に縛られて対日独参戦が容易ではなかったとき、最初の一発目を日本に打たせる策謀をもって米国世論を戦争へと導いた戦争犯罪人だ。対米開戦を選択せざるを得ないような和平条件(いわゆるハル・ノート)を日本に突きつけ、パールハーバー奇襲なるもので「卑怯な侵略戦争国 日本」を米国世論の前にでっち上げた。

ロシアのクリミヤ併合問題でこのルーズベルトを引っ張りだしてくるとは、ドル紙幣を印刷しすぎて国家破綻している米国の最後の悲鳴に聞こえてくる。

懸命な米国人はわかっているはずだ。強い米国を取り戻すためには、まず世界中に負っている借金をどうにかするのが先決だ。米国は利息すら支払えず、利息分を追い借りしているが、「紙くず国債はこれ以上買いません」という声が世界中から聞こえている。借金苦で制服・拳銃すら買えない警察官の言うことを誰が聞くか?

米国の友よ、世界はあなた方の国がかつての威厳と力を取り戻し、自由主義の番人であり続ける事を願っている。どうか懸命な判断をしてもらいたい。














このコラムニストは米国のおかれている立場が分かっていないようだ。
http://video.foxnews.com/v/3391924725001/putin-wins/?playlist_id=928378949001#sp=show-clips

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