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2014年3月24日月曜日

高濃縮ウラン米に返還=日米が共同声明-核サミット

ハーグ時事によると、日米両政府は24日午前(日本時間同日夜)、核物質の最小化に向けた協力に関する安倍晋三首相とオバマ大統領の共同声明を発表した。

オバマ大統領は、かねてより核サミットに向けて安倍首相に余剰プルトニウム返還の検討を要請していたが、今回の共同声明は、オバマ大統領が同サミットの実質的リードをとり現実的な成果をあげているという意味合いをもち、オバマ氏を押し上げるとともに、日本が世界的な安全保障に積極的に取り組んでいることのアピールを意図している。

日米両国は、この共同声明を日米韓首脳会議に先立って行う事前調整をしたと思われ、地域安全保障優先で日韓問題を解決するよう韓国パク・クネ大統領に釘を刺したかたちだ。

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記事全文:
高濃縮ウラン米に返還=日米が共同声明-核サミット

【ハーグ時事】日米両政府は24日午前(日本時間同日夜)、核物質の最小化に向けた協力に関する安倍晋三首相とオバマ大統領の共同声明を発表した。米国から研究用に提供され、独立行政法人「日本原子力研究開発機構(JAEA)」(茨城県東海村)の高速炉臨界実験装置(FCA)で使用されている高濃縮ウランと分離プルトニウムを全て米国に返還し、処分することが柱。 
 首相はこの後、オランダ・ハーグでの核安全保障サミット全体会合で演説し、日米合意の内容を説明する。
 高濃縮ウランなどの米国返還は、核兵器への転用が可能な核物質が犯罪者やテロリストの手に渡るのを防ぐため、各国が保有する物質の量を極力減らしていこうとする米国主導の取り組みの一環。共同声明には、代替燃料を使った最先端の研究を日米が共同して進めていくことも盛り込まれた。(2014/03/24-21:11)

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