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2014年3月17日月曜日

不明マレーシア航空MH370 モスレム・ジハード団系マレーシア人によるハイジャックの可能性

 
マレーシア当局は、モスレム過激派のジハード団に関係しているマレーシア人がいないか、航空機の操縦経験者または飛行訓練を受けたマレーシア人がいないか、英米当局の情報提供を受けながら搭乗者リストの検証に追われている模様だ。 

3月15日、マレーシア首相がMH370はハイジャックされた可能性が高いとの見解を記者会見で示した。直後、同機正副操縦士の自宅が家宅捜索を受け、捜査の対象はすべての乗員・乗客に及んでいる(最近逮捕勾留されたマレーシアの反体制派指導者Amar Ibrahimとパイロットとの接点がとりざたされている)。

そのため、南インド洋を捜索していたインド当局は、マレーシア当局からの要請を受けて、日曜日から海上捜査を一旦中止している。

ハイジャック見解の3つの理由
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(1)トランスポンダーが意図的に遮断された。
(2)航空機の製造元へ機体状態を衛生経由で1時間毎に送信するACARS-1が意図的に遮断されたが、コックピット床下にあるACARS-2が6時間以上英国の衛生システムImrasatへデータを送信していた。
(3)民間の航空管制レーダーから消えてから、マ軍レーダーが、意図的な急上昇・急降下操舵を探知しており、さらに、正規の航空管制ではない第三者の誘導を受けながら、既知の空路を飛んでいる。

2014.03.17付 THE AUSTRALIAN によると、マニフェスト(乗客リスト)から、モスレム系マレーシア人(年齢29〜33)は4名と分析されたが、いずれも疑わしい点はないとしている。CIA等の諜報機関もまだ疑わしい者の特定には至っていないという。

一方、マレーシア警察は9.11テロに関与したマレーシア兵士Yazid Suufat(50)をずっと監視してきたが、事件当日の足取りがつかめていない。彼は、2000年にクアラランプールで開催されたアルカイダの集会をホストした人物として悪名が高いが、若者・子供には人気があるカリスマ的な人物だ。ここ数年は、治安関係法で刑務所を出たり入ったりしていたが、事件当日は保釈の身だった。

マレーシア警察筋によると、飛行訓練を受けたことがある人物が捜査線上にあるとのことだが、それ以上は語っていない。

ちなみに、マレーシア首相は記者会見のなかで、MH370がアフガニスタン方面か南インド洋方面のどちらかへ飛んだとしたが、前者とすると、複数国の上空を飛ぶことになり、レーダー探知・スクランブルが報告されていないことから、何らかの理由で南インド洋上に墜落したと考える方が説得性があろう。現在Inmarsat衛星の受信信号を英米当局が分析し対象エリアを絞っているようで、数日中には海上捜索が再開されるのではないだろうか。

参照情報:
Malaysia Airlines MH350 Passenger Manifest pdf file
NY Daily News 2014.03.16
Canada The Huffington Post 2014.03.16
CANADA CBC News 2014.03.14
THE AUSTRALIAN 2014.03.17



 

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