今月末、オバマ大統領が来日する。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140412/crm14041200400001-n1.htm
これに先立つ安倍政権 二つの「外交音痴」
1. 新藤総務相 12日に靖国神社参拝
http://www.asahi.com/articles/ASG4D319SG4DUTFK001.html?iref=com_alist_6_03
▶ 韓国外交省即座に批判
http://www.asahi.com/articles/ASG4D4VM4G4DUHBI013.html
▶ 中国外務省広報官即座に批判
http://news.xinhuanet.com/english/china/2014-04/12/c_133257418.htm
新藤大臣は「1月1日にも」靖国を参拝しており、その際も中韓から即座に批判を受けている。これに先立ち、安倍首相が昨年12月26日靖国を参拝したが、批判は中韓のみならず、米国大使館も異例の「失望」表明をしている。
対中韓はともかく、靖国参拝が米国にとってどういう意味をもち、米国大統領来日直前の参拝がどう影響するか、日本政府・外務省は理解していない。誠になげかわしい。
ー 米国人の理解はこうだ ー
靖国神社は1979年、国民の知らざる所でA級戦犯を合祀し、日本の象徴である天皇すらこれを不快としてそれ以来参拝をしていない。また、靖国は、2005年に東京裁判で、”法テクニカル上”A級戦犯全員無罪の意見書を出したインドのパール判事記念碑を境内に建設した。これらのことから、靖国は、戦没者の冥福と世界平和を願う天皇をはじめとする国民の意思とはかけ離れて、連合国批判と帝国主義正当化の政治プロパガンダ化しており、安倍政権はこれを利用して右傾化している。
▶以下は米国在住日本人ジャーナリストが肌で感じる靖国問題
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3484
この靖国参拝問題は、国民がしっかり考えていかなければならない問題で、現状賛成も反対もしない。しかし、中韓問題・北朝鮮問題で米国の理解・支持を得ておかなければならないときに、まったく逆効果となる靖国参拝連発を大統領来日に合わせてなぜやる... まったく理解できない。
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と、書いている最中、以下のニュースが目に留まる。安倍晋三首相が21日から23日まで行われる靖国神社の春季例大祭に合わせた参拝を見送る見通し
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/532581.html
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何やら支離滅裂な安倍政権!!
2. 北朝鮮拉致被害者とオバマ大統領面会を政府が調整
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140411/plc14041110470012-n1.htm
北朝鮮は、大陸間弾道弾を含めたミサイル発射や新型の核兵器実験示唆など、対日米韓同盟で不穏な威嚇を続けている。
このような状況のなか、かろうじて日朝首脳交渉が実現した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140330/plc14033022290013-n1.htm
拉致被害者とオバマ大統領の面会は、拉致問題で米国との協調があることを示したいという安倍政権のパフォーマンスだ。協調が拉致された方々の帰還につながるとは到底思えない。いや、かえって北朝鮮がこれを威嚇と取り、態度を硬化させて日朝首脳交渉が頓挫する確率が高いだろう。
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