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2014年4月5日土曜日

極東軍事裁判(東京裁判)#001

 東京裁判は、国際法・刑法という角度からみればまったく不当な裁判と言わざるを得ない。東京裁判に先立って行われたニュールンベルグ裁判も同様だ。何が問題かという各論は後ほど触れるが、そもそも戦争に良いも悪いもなく、ある国の戦争責任を世界レベルで罰する法メカニズムは存在しない。有るのは、勝者対敗者のメカニズムのみだ。

 しかし、「事実の有無は別として」、ドイツのユダヤ人大虐殺や、日本の南京大虐殺は、もしそれが事実ならば何らかの形で国や個人の責任を問い罰しなければならないことは同意が得られるだろう。法テクニカル的に無理だから放っておいて良いということにはならないだろう。

 ところで、法的妥当性とは別の角度がある。

 東京裁判はまさに開かれた歴史の扉だと思う。裁判を通じて一般国民は、それまで知らなかった日露戦争、朝鮮併合、支那との戦争、太平洋戦争...の「何故、誰が」を知る機会を得た。正しく知ったかどうかは別にして、少なくとも議論のたたき台を得たのは事実だ。

 間もなく終戦から70年になる。この間の安全保障と経済発展は「米国の御陰さま」的で、バブルにうかれた。率直に言って、一旦開かれた歴史の窓は閉じ、日本がたどってきた道、これから進むべき道をまともに議論せずに放ってきた。中国・韓国が日本の歴史認識を批判するが、お恥ずかしながら日本には確たる歴史認識などない。

 学校の教室には国旗がない。国歌は胸を張って歌えない。国を守る兵役はない。靖国神社参拝で右往左往する。こんなみすぼらしい国に誰がしたのか。

 もう一度歴史の扉を開き、悪い事は変え、正しい事は主張する確固たる歴史認識を持つ国にしなければいけない。それがこんにちの中国・韓国との領土問題、戦後賠償・謝罪問題、靖国参拝問題を解決する道だ。そして、第三次世界大戦の導火線であるウクライナ問題、イスラエル・パレスチナ問題、イラン核開発問題、北朝鮮核開発問題で、日本が世界の平和に果たせる役割を考えたい。

 ともあれ、この#001では、まず開かれた歴史の窓「東京裁判」を、先入観なしでグローバルに理解してもらいたい。ここで紹介する4本の動画は非常に長いが、私を各論の検証に駆り立てたすぐれた材料だ。是非みてほしい。


東京裁判 vol 1/4
http://www.youtube.com/watch?v=1vwFXaoYSPQ













東京裁判 vol 2/4
http://www.youtube.com/watch?v=c0UKc8EuCfw













東京裁判 vol 3/4
http://www.youtube.com/watch?v=SV23Ebt-Jms













東京裁判 vol 4/4
http://www.youtube.com/watch?v=UT9ap_FubAY










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