オーストラリア当局がブラックボックスのPing信号を探知したというニュースがかなり前にありましたが、バッテリー寿命は30日しか保たず信号発信はもう停止しているでしょう。
2009年6月エアフランス447エアバスA330がブラジル沖に墜落した事件 [報道] を思い出します。フランス当局がブラックボックスを発見するのに2年かかりました。ただし、墜落から5日後には、ブラジル当局が垂直尾翼等大きな残骸を発見しました。
マレーシア航空機の場合は残骸すら発見できていません。これが今回の事故の大きな特徴です。
飛行機の翼(主翼、水平・垂直尾翼)には空気の層が多くあり、海面で大きな残骸として浮遊する場合が多いのですが、今回全く発見されていないのが非常に不思議です。
これまでの経緯や疑問をきちんとまとめたブログがありますので、ご紹介しておきます。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/mh370-1-232f.html
ともかく何か胡散臭いです。
英米の最新の偵察衛星が飛行機一機を見逃すはずないんです。それから、事故直後マレーシアに飛んだ米国FAA, FBIからの発言がぱたりと止まり、CIAやNSAも無言です。
これは何かあると感じます。
私の疑問と推測を述べておきます。
そもそも墜落したのか、墜落したのならそれは本当にオーストラリア西なのか?
(1)墜落した場合、機体に2つ以上設置されているELT(Emergency Locator Trasmitter)が衝撃を感知して自動的に救難信号を発信する仕組みなのですが、まったく探知されていません。
専門家によると、最新のものでも正常作動する確率は7割程度で、水没した場合は探知が困難のようですー ELT詳細(英語)。
そのため、「ELT信号が探知されていない=即墜落していない」ということは言えませんが、そういう仮説は確率的には信憑性があると言わざるを得ません。パキスタンやらアフガニスタンに着陸させられ隠されているというネット上の主張はとりあえず排除できません。
(2)墜落、着陸いずれにせよ、モルディブの複数住民がマレーシア航空機と思われる低空で飛ぶ旅客機を目撃していたとの報道がありましたーモルディブ目撃報道。その後無視されています。しかし、騒ぎからほど遠い素朴な南洋の島民が売名などで嘘をつくというのは想像しにくいのです。人々の関心の目がそちらにいかないような操作を感じずにはいられません。というのも、モルディブの北にディエゴ・ガルシアという重要な米国軍基地があるからです。
イギリス政府によって、島全体がアメリカ合衆国に貸与されており、同国の海軍基地がある。インド洋にあるアメリカ軍最大の拠点であり、湾岸戦争やアフガニスタン攻撃、イラク戦争の際に、B-52戦略爆撃機、B-2ステルス爆撃機などがここより出撃した。アメリカの軍事戦略上の要衝である(Wikipediaより)。
こんな米国軍の要所にはかなりのレベルのレーダーがあり、南インド洋全域をカバーしていると思って間違いないでしょう。不信機が飛んでいようものなら即スクランブルでしょう。ところが米国当局からはその情報がまったく出てきません。おかしいですよね。
そんなことから、米国が関与している、ディエゴ・ガルシアに強制着陸させられたという陰謀説が出ています(英語です)。
http://au.ibtimes.com/articles/547244/20140409/mh370-diego-garcia-found-conspiracy-theory-gps.htm#.U1n2oOZ_uF4
この説はロスチャイルド(英国ユダヤ財閥)の陰謀を説きます。それによると、同機にはFreescale Semiconductor Inc.のエンジニア20人が乗っていました。彼らは特殊な半導体チップを開発し特許を申請しようとしていましたが、それは戦闘機などを見えなくするステルス技術に関するもののようです。彼ら全員が死ぬと、その特許申請権はJacob Rothschild氏が取得することになるのだそうです。巨万の富の種を手に入れるというわけです。だから、マレーシア機の失踪は米国とユダ金の合作陰謀だというわけです。それって本当?
.... わかりません!
ちなみにマレーシア機の機長自宅の家宅捜索で押収されたフライトシミュレーターには、ディエゴ・ガルシア空港滑走路への着陸を練習したという記録が残っています。単なる偶然ではないように思います。
しかし、冒頭説明しましたとおり、これだけたっても大きな残骸が発見されないこと、ELTの緊急救難信号がまったく探知されていないことを考えますと、墜落していないのではないか、誰かが何かを隠蔽しているのではないかという疑問が出てきて当然だと思います。
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