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2014年4月16日水曜日

ウクライナ問題の落としどころ


【毎日新聞 4月15日(火)23時51分配信】<ウクライナ>親露派の強制排除着手 死傷者情報も...
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140415-00000141-mai-int

事態は余談を許さない状況だ。プーチンはロシア系民族の保護を名目に軍事介入する可能性が高い。なぜ高いか。


プーチンは、欧州がエネルギー安全保障問題で米国と一枚岩の強い制裁に踏み出せない事を読み切っている。

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【東京新聞 2014年4月11日 朝刊】脱「ロシア依存」難航も EU 6月までにエネ安保計画 - 暖房や電気に利用する天然ガスの約三割をロシアに依存する... 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014041102000124.html




また、米国自体が財政難による軍事予算縮小から他国の紛争に介入する余力がなくなっているとも読み切っている。イラン、アフガニスタン、イラク侵攻の大義名分「対テロ戦争」は今回当てはまらない。また、奇妙なことに、蚊帳の外から見ると、元々の火種は資源供給国に親欧米政権をばらまき、金をやり、CIAが操ってきたという「欧米悪党説」すら浮かんでくる ー プーチンは反撃に出ただけと。

要するに、米国は財政破綻、EUはギリシャなどの破綻支援で、傀儡政権に十分な金をばらまけなくたって不安定化し、プーチンが飛び込んできたということではないか。

では、落としどころは?

親露派の強制排除に対抗してプーチンは軍事介入し、現政権を倒した上で、欧米が制裁を解除し一定条件を満たせばウクライナはロシアに編入せず軍を引き上げるという線だろう。

一定条件とは、親欧米色彩のない新政権の樹立のための選挙の実施と、少数派ロシア民族の権利を保障する憲法改正実施だろう。

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