しかし、朝鮮日報が報じているとおり、それは「危険な賭」です。
中国も実験を実施しないよう北朝鮮に警告しています。実施すれば北朝鮮を国連安保理でかばいようがなくなるからです。また、同じ共産国ではありますが、「何をするかわからない」と、自国への脅威感もうかがえます。
オバマ氏訪韓のタイミングで核事件を実施する目的は、米韓の対北協調への反発をアピールすることです。しかし、それはかえって米韓の協調を強固にする逆効果。もし、実施されればオバマ・朴大統領が強烈な反北共同コミュニケを出すでしょう。オバマ氏の日韓フィリピン訪問の主要目的がアジア太平洋地域における対中国・北朝鮮安全保障協力の強化ですから、そのような共同コミュニケはオバマ政権にとって願ったりというわけです。
こう考えると、北朝鮮は引き金に手をかけてはいますが、オバマ訪韓のタイミングで核実験を実際に行うかどうか、読み切れません。
一方、北朝鮮核実験臨戦状態の報は韓国から出ているもので信憑性がいまいち。旅客船沈没で存立が危うい朴政権が国民の「目そらし」を狙った感があります。
米国の専門家はオバマ氏日韓訪問中の核実験実施には懐疑的です。
朝鮮日報日本語版 4月23日(水)10時8分配信
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